============================================================================== 株価チャートソフト「Ez-Chart」簡易ヘルプ ============================================================================== ■特徴 ・シンプルな外観と操作性。 ・様々な銘柄グループごとに銘柄リストを表示し、各銘柄のチャートを単独で表示可能。 ・時間軸は日足、週足、月足に対応し、スイングトレードから長期投資向けのチャート  分析が可能。 ・テクニカル指標などを使用し条件式を設定することで様々な条件でスクリーニングが可能。 ・トレーニングモードにより過去のチャートを基に1日づつ進めながらトレード練習が可能。 ・リスト列項目、カラーやフォントのスタイル、ウィンドウレイアウトをカスタマイズ可能。 ・市場別、業種別の騰落レシオを表示可能。 ・サイトタブにより個別銘柄のニュースや企業情報サイトをクイックに閲覧可能。 ■動作環境 開発者はWindows10にて動作確認を行っています。 ■ウィンドウとビュー 標準レイアウト(トップリスト)の場合、次の3分割のペインで表示されます。 左側のペインに表示される銘柄グループのウィンドウがツリービューになります。 右上側のペインに表示される銘柄一覧のウィンドウがリストビューになります。 右下側のペインに表示されるウィンドウがチャートビューになります。 ■フィルタとリストビューについて Ez-Chartでは「フィルタ」と「リストビュー」という概念を持っています。 画面左側の銘柄ツリービューウィンドウにおける葉の部分になっている銘柄グループには それぞれフィルタとリストビューがひとつずつ関連付けられており、右クリックメニュー から「プロパティ」を選ぶことで編集することができます。 「フィルタ」には全銘柄から銘柄をある基準で選別してふるいにかけて通ったものだけを 表示する機能があります。(例えば、東証1部の全銘柄など) 「リストビュー」には画面上部(または下部)の銘柄リストビューウィンドウにおいて各銘柄 について、どんな項目をどんな体裁で表示するかを指定する機能があります。 (例えば、時価総額やPERなど) ユーザーが自由に編集できるフィルタに「スクリーニングフィルタ」と「お気に入りフィルタ」 があります。「お気に入りフィルタ」はユーザーが自由に登録できる注視したい銘柄の グループです。「スクリーニングフィルタ」はテクニカル指標などを使ってユーザーが自由に 選別したい銘柄の条件式を登録できるフィルタです。 (例えば、25日移動平均でゴールデンクロスを示した銘柄など) ■騰落レシオを見るには ツリービューウィンドウの「市場別」または「業種別」をクリックするとリストビュー ウィンドウにそれぞれのカテゴリでの値上がり銘柄数、値下がり銘柄数、騰落レシオを 表示させることができます。 ■新規スクリーニングを作成するには (1) メニューまたはツールボタンから「スクリーニングの新規作成」を選びます。 (2) ツリービューウィンドウに新規スクリーニングが作成されるので適当な名前を入力します。 (3) (2)で作成したスクリーニングを右クリックメニューから「プロパティ」を選びます。 (4) ツリービューの編集ウィンドウが現れるので「フィルタ」の右横の「編集」を   選びます。 (5) スクリーニングフィルタの編集ウィンドウが現れるので「新規作成」をして   新規スクリーニングフィルタを作成します。適当なフィルタ名を入力します。 (6) 「条件式の簡易エディタ」を選びます。 (7) 希望のスクリーニング条件を選択してOKをします。 (8) スクリーニング条件式に計算式が入力されたのを確認してOKをします。 (9) 「フィルタ」のドロップダウンボックスを選択して(5)で作成したフィルタを   選択します。 (10) 「リストビュー」のドロップダウンボックスを選択して適当なリストビューを   選択します。 (11) OKをしてツリービューの編集ウィンドウを閉じます。 これで新規作成されたスクリーニングを選択すると、スクリーニングされた銘柄群が 銘柄リストビューウィンドウに表示されるようになります。 ■お気に入り銘柄を追加するには (1) メニューまたはツールボタンから「お気に入りの新規作成」を選びます。 (2) ツリービューウィンドウに新規お気に入りが作成されるので適当な名前を入力します。 (3) 銘柄リストビューウィンドウから追加したい銘柄を選択して(Ctrlキーを押しながら   複数選択可能です)、(2)で作成したお気に入りにドラッグ&ドロップします。 これで指定のお気に入りに銘柄が登録されます。 ■リストビューを編集するには リストビューウィンドウの列項目を自由にカスタマイズすることができます。 例えば、「PER」や「時価総額」など各銘柄の表示項目を選択することができます。 リストビューには任意の名前を付けることができ、ツリービューの銘柄グループごとに 表示するリストビューを選択することができます。 (1) メニューまたはツールボタンから「銘柄ビューの編集」を選びます。 (2) リストビュー編集ダイアログが現われるのでここで表示する列項目を編集します。 「計算式」の項目は条件式(※条件式を参照)を指定します。 例えば、条件式に「CLOSE()」を入力すると、その列は直近の終値を表示します。 ■新しい銘柄を追加するには (1) メニューまたはツールボタンから「データベースの編集」を選びます。 (2)「銘柄テーブル」をチェックします。 (3)「銘柄指定」の「個別指定」をチェックし、右隣に追加したい銘柄コードを入力します。 コンマ','で区切って複数の銘柄コードを指定することも可能です。 (4)「ダウンロード」をクリックして、銘柄データのダウンロードを実行します。 (5)「株式分割テーブル」をチェックします。 (6)「ダウンロード」をクリックして、株式分割データのダウンロードを実行します。 (7)「株価テーブル」をチェックします。 (8)「期間指定」でダウンロードしたい株価の期間を入力します。 (9)「ダウンロード」をクリックして、株価データのダウンロードを実行します。 (10)「銘柄テーブルに存在する銘柄コードが1000の以降の銘柄」をチェックします。 (11)「クイックDB作成」をクリックして、株価用クイックDBを作成します。 (12)「信用残テーブル」をチェックします。 (13)「期間指定」でダウンロードしたい信用残データの期間を入力します。 (14)「ダウンロード」をクリックして、信用残データのダウンロードを実行します。 (15)「銘柄テーブルに存在する銘柄コードが1000の以降の銘柄」をチェックします。 (16)「クイックDB作成」をクリックして、信用残用クイックDBを作成します。 (17)「終了」をクリックして、データベースエディタを閉じます。 信用残データを利用しない場合は、(12)〜(16)は行わないで構いません。 ※ 操作手順が複雑になりますが、将来は簡単に銘柄追加できるように改良する予定です。 ■トレンドラインを描画するには チャート上でマウスを左クリックで始点を指定しドラッグすることで、 自由にトレンドライン(補助線)を描画することができます。 ■トレーニングモードを使用するには (1) メニューから「ウィンドウ」→「トレーニングモード」を選びます。 (2) トレーニングウィンドウが表示されるので、日付を選択してトレーニングを開始したい過去の日付を入力します。 (3) トレーニングしたい銘柄をチャートウィンドウに表示させます。 (4) トレーニングウィンドウの日付の右横の>ボタンをクリックします。 すると日付が1日進み、チャート表示中の銘柄がカレント(取引対象)銘柄となります。 (5) >ボタンをクリックするたびにチャートの日付を1日ずつ進めることができます。 (6) カレント銘柄を買いたいタイミングで「ロング」を、または売りたいタイミングで「ショート」をクリックします。 すると「取引数量(枚)」だけ、カレント銘柄のその日付の終値でロングまたはショートポジションが建てることができます。 (7) 「取引数量」を設定するには「投入資金量」を「固定数量」にして直接入力するかプルダウンから%値を直接入力して 「レバレッジ」を何倍にするかプルダウンで入力します。すると取引数量は投入資金量とレバレッジから自動調整されます。 例えば「投入資金量」を100%、「レバレッジ」を2倍、「資金残高」が100万円の場合、 カレント銘柄の終値で100万円×100%×2倍=200万円分のポジションを建てることができます。 (8) ポジションの一括決済(イグジット)するには、次の3つの方法があります。 (8.1) 「イグジット」をクリックすると現在の日付の終値で一括決済されます。 (8.2) 「イグジット指値」に価格を入力した状態で日付を進めると、指値に達するとそこでイグジット(通常は利確)されます。 (8.3) 「イグジット逆指値」に価格を入力した状態で日付を進めると、逆指値に達するとそこでイグジット(通常は損切)されます。 (9) ポジションがある状態でもカレント銘柄(取引銘柄)以外の銘柄をチャート表示させることができます。 チャート表示を元の取引銘柄に戻す場合は、「取引銘柄」の銘柄名のボタンをクリックします。 (10) 必要証拠金や追証の概念はありません。 (11) 差金決済取引を前提としているため、売りからでもエントリーすることができます。 (12) 同時に取引できる銘柄は1つだけです。ポジションを持っているときはカレント銘柄(取引銘柄)を変更することはできません。 (13) ノーポジションのときはカレント銘柄(取引銘柄)を変更することができます。 チャートウィンドウに表示されている銘柄がカレント銘柄となります。 (14) エントリーは数回に分けることができます(ナンピンや買い増し売り増しができます)が、イグジットは一括決済しかできません。 (15) 含み損が資金残高を超えてマイナスになってもイグジット(決済)して損失確定するまではトレーニングを継続できます。 資金残高が0以下になるか、日付が株価データのある最新の日付に達するととレーニンモード終了となります。 (16) トレーニングモードの現在日付を基準としてスクリーニング機能が利用できます。 ただし、PER・PBR・EPS・BPS等はトレーニングモードでの現在日付ではなく、株価データのある最新の値が使われます。 (17) 取引手数料は無料で計算されます。 (18) トレーニングモードを抜けるには、再度メニューから「ウィンドウ」→「トレーニングモード」を選びます。 ■独自のサイトを登録するには 各種設定から、サイト情報を最大5つまで自由に登録することができます。 例えば、サイトのURLを以下のようにヤフーに設定すると http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/profile/?code=%d 「%d」の部分が4桁の証券コードに置き換えられて、個別銘柄のURLをブラウズできます。 ■条件式について 条件式では、数値と文字列と関数を扱うことができます。 数値演算子には四則演算として「+ - * /」が使用できます。 比較演算子には「== >= <= > < !=」が使用できます。(C言語ライクです) 論理演算子には「AND OR」が使用できます。 また括弧「()」も使えます。 例えば、 MARKET() == "東証PRM" AND (CHANGE() >= 5 OR MA_GC(5,25)) という条件式は、「東証プライムで、前日比で5%以上上昇したか、5日移動平均が25日移動平均を ゴールデンクロスした銘柄」を表します。 ■条件式で使える関数一覧 ()内の l,m,nは任意の整数、dは日付を表す整数値または相対値となる負の整数を表します。 dは省略可能です。 例えば「CLOSE(20140110)」は2014年1月10日の終値を表し、 「CLOSE(-3)」は3日前の終値を表します。 dを省略して「CLOSE()」とした場合は直近日の終値を表します。 関数名の末尾に「_W」を付けると週足で「_M」を付けると月足で計算します。 例えば「OPEN_W(-3)」は3週前の週足の始値を表し、 「HIGH_M()」は直近の月足の高値を表します。 「_W」や「_M」の接尾辞を付けられるのはテクニカル指標関連の関数のみです。 PER()やYIELD()などの銘柄情報の関数には使えません。 NAME() 銘柄名 (文字列型) CODE() 銘柄コード CATEGORY() 銘柄カテゴリ (1:株 2:ETF 3:指数 4:為替 5:先物 6:REIT) MARKET() 市場 (文字列型) BUSINESS() 業種 (文字列型) TRADEUNIT() 売買単位 PER() PER PBR() PBR EPS() EPS BPS() BPS DIVIDEND() 配当 YIELD() 配当利回り(%値) ALLSTOCKS() 発行済株式数 MARKETCAP() 時価総額 TAISHAKU() 貸借銘柄か(0:非信用 1:信用 2:貸借) MINCOST() 最低購入代金 PRICE() 現在値 OPEN(d) 始値 HIGH(d) 高値 LOW(d) 安値 CLOSE(d) 終値 VOLUME(d) 出来高 CHANGE(d) 前日比(%値) TRADEVALUE(d) 売買代金(概算値) MARGINBAL(d) 信用倍率 MA(n,d) n日移動平均 MA_GC(n,m,d) 移動平均のゴールデンクロス(短期:n 長期:m) (真偽値) MA_DC(n,m,d) 移動平均のデッドクロス(短期:n 長期:m) (真偽値) KAIRI(n,d) n日移動平均乖離率(%値) EMA(n,d) n日指数平滑移動平均 MACD(n,m,d) MACD(EMA短期:n EMA長期:m) MACDS(l,n,m,d) MACDシグナル線(シグナル日数:l EMA短期:m EMA長期:n) MACD_GC(l,n,m,d) MACDゴールデンクロス(シグナル日数:l EMA短期:m EMA長期:n) (真偽値) MACD_DC(l,n,m,d) MACDデッドクロス(シグナル日数:l EMA短期:m EMA長期:n) (真偽値) RSI(n,d) n日RSI RCI(n,d) n日RCI RCI_GC(n,m,d) RCIのゴールデンクロス(短期:n 長期:m) (真偽値) RCI_DC(n,m,d) RCIのデッドクロス(短期:n 長期:m) (真偽値) PSYCHO(n,d) n日サイコロジカル VR(n,d) n日ボリュームレシオ STCK(n,d) n日ストキャスティクス%K STCD(n,d) n日ストキャスティクス%D STCSD(n,d) n日ストキャスティクス%SD STC_GC(n,d) n日ストキャスティクスのゴールデンクロス (真偽値) STC_DC(n,d) n日ストキャスティクスのデッドクロス (真偽値) WR(n,d) n日ウィリアムズ%R SIGMA(n,d) n日標準偏差 BB(n,d) n日ボリンジャーバンドσ値 SAR(d)      パラボリック SAR_GC(d)    パラボリック陽転(真偽値) SAR_DC(d)    パラボリック陰転(真偽値) DIPLUS(n,d)   n日DI+(DMI) DIMINUS(n,d) n日DI-(DMI) ADX(n,d)   n日ADX(DMI) DMI_GC(n,d) n日DMIのゴールデンクロス (真偽値) DMI_DC(n,d) n日DMIのデッドクロス (真偽値) IK_KIJUN(d) 一目均衡表の基準線 IK_TENKAN(d) 一目均衡表の転換線 IK_SENKO1(d) 一目均衡表の先行スパン1 IK_SENKO2(d) 一目均衡表の先行スパン2 IK_CHIKO(d) 一目均衡表の遅行スパン IK_GC1(d) 一目均衡表の転換線が基準線を上抜いた (真偽値) IK_DC1(d) 一目均衡表の転換線が基準線を下抜いた (真偽値) IK_GC2(d) 一目均衡表の遅行スパンがローソク足を下から上に抜けた (真偽値) IK_DC2(d) 一目均衡表の遅行スパンがローソク足を上から下に抜けた (真偽値) IK_GC3(d) 一目均衡表のローソク足(終値)が雲を下から上に抜けた (真偽値) IK_DC3(d) 一目均衡表のローソク足(終値)が雲を上から下に抜ける (真偽値) MAXCLOSE(n,d) n日間の終値ベース最大値 MINCLOSE(n,d) n日間の終値ベース最小値 MAXHIGH(n,d) n日間の最高値(n=0のとき標準期間) MINLOW(n,d) n日間の最安値(n=0のとき標準期間) STOPHIGH() ストップ高値 STOPLOW() ストップ安値 VOLAVG(n,d) n日間の出来高平均 TVALAVG(n,d) n日間の売買代金平均