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メインウィンドウの操作方法


チャートの閲覧

メインウィンドウの銘柄ペア入力ペイン(2段目のペイン)において、任意の2銘柄の銘柄コードと口数(単元株数を1口として何株建てるか)を入力すると、チャートウィンドウ(3段目のペイン)にその2銘柄のチャートが表示されます。(ただし、前提としてその銘柄ペアの銘柄データおよび株価データがデータベース上に格納されていることが条件となります。) また、銘柄ペア一覧ペイン(監視ペア一覧または保有ペア一覧のペイン)において、任意のペアを選択すると、そのペアのチャートが表示されます。

【監視ペア一覧】

このタブをクリックすると、現在注視している銘柄ペアの一覧が表示されます。 この一覧は、主にこれから仕掛けたいと狙っている候補の銘柄ペアを登録しておき 日々の動向を注視したい場合に使います。個々のペアの登録は2段目のペインの「監視ペア追加」 で行えます。また、銘柄ペアを選択した状態で右クリックメニューで「削除」や「保有ペア一覧への追加」 が行えます。リストの各列のヘッダーをクリックしてソート表示することもできます。

【保有ペア一覧】

このタブをクリックすると、現在保有している銘柄ペアの一覧と各ペアの評価損益などが表示されます。 「現在保有しているペア」という観点から、チャートを閲覧して、仕掛け後どのように推移しているか を追いかけて調べることができます。個々のペアの登録は2段目のペインの「保有ペア追加」で 行えます。また、銘柄ペアを選択した状態で右クリックメニューで「削除」や「情報の変更」が 行えます。また、下の図のように利食いラインや損切りライン(設定されていれば)に達したペアを ハイライト表示でお知らせしてくれます。利食いラインや損切りラインはチャート上にも表示されます。 リストの各列のヘッダーをクリックしてソート表示することもできます。


サヤチャートの読み方

「表示チャートの切り替え」(後述)で、「サヤチャートのみ表示」または「両方のチャートを表示」を選択している場合は、3段目のペインにサヤチャートが表示されます。このチャートは次の計算式、

(銘柄Aの株価(終値) × Aの株数) − (銘柄Bの株価(終値) × Bの株数)

で表される時系列曲線となっています。したがって実際の取引における狙いと、仕掛け時の取引の関係は次の表のようになります。

ポジションの取り方
狙い銘柄Aの仕掛け銘柄Bの仕掛け
サヤの拡大狙い(チャート上方向)買い売り
サヤの縮小狙い(チャート下方向)売り買い

【相関係数】

サヤチャートのタイトルには、2銘柄の表示期間で計算した相関係数が表示されます。
相関係数は、2銘柄の値動きが如何に連動しているか、似通っているかを表す数値であり、1に近づくほど相関が高いことを示します。 少なくとも0.7以上のペアがサヤ取りに向いていると言われています。逆に高すぎてもサヤが発生しないので不向きとなります。 <

各種ボタンの機能

【銘柄名検索】

「銘柄A」「銘柄B」のコンボボックスに銘柄コードまたは銘柄名の一部を入力すると候補の銘柄が 表示されますのでその中から選択して入力できます。

【口数の自動調整】

「口数」ボタンをクリックすると銘柄A、Bの口数を自動調整することができます。
銘柄A、Bの直近の株価から双方の建て金額がほぼ等しくなるように口数が調整されます。

【監視ペア追加】

このボタンをクリックすると、現在銘柄ペア入力ペインに入力されている銘柄ペアを、 監視ペア一覧(1段目のペイン)に追加登録します。

【保有ペア追加】

このボタンをクリックすると、現在銘柄ペア入力ペインに入力されている銘柄ペアを、 保有ペア一覧(1段目のペイン)に追加登録します。次の保有ペア情報入力ダイアログが 表示されるので必要事項(仕掛け日、株数、建て単価、仕掛け)を入力の上、OKをクリックします。


「目標利食い額」と「予定損切り額」はペアの評価額ベースでいくら以上になったら 利食いまたは損切りする予定かを符号なしで入力します。 直接金額で入力することも、仕掛け時の約定丸代金に対するパーセンテージで入力することも可能です。
この情報は省略可能です。

【Deleteキー】

Deleteキーを押すと、銘柄ペア一覧ペイン(監視ペア一覧または保有ペア一覧のペイン)で選択されている ペアが、一覧から削除されます。これ以外に右クリックメニューで「削除」を選んでも 削除することができます。

【Ctrl+J, Ctrl+Kキー】

監視ペア一覧、または保有ペア一覧から選択したひとつのペアを上下に移動できます。
これ以外に右クリックメニューから「上に移動」「下に移動」を選んでも移動することできます。

【表示チャートの切り替え】

銘柄ペア入力ペイン(2段目のペイン)のコンボボックスで表示するチャートの種類を切り替えます。次の3種類から選べます。
  1. サヤチャートのみ表示。2銘柄のサヤ(価格差)を表したチャートのみ表示します。銘柄Aの株価(終値) × Aの株数 − 銘柄Bの株価(終値) × Bの株数 で表されるチャートを表示します。
  2. 比較チャートのみ表示。2銘柄の価格チャートを比較して表示します。銘柄Aの株価(終値) × Aの株数 が赤色のラインで、銘柄Bの株価(終値) × Bの株数 が青色のラインで表示されます。
  3. 両方のチャートを表示。(1)(2)のチャート上下に並べて2つとも表示します。

【表示期間の切り替え】

銘柄ペア入力ペイン(2段目のペイン)のコンボボックスで表示するチャートの期間を切り替えます。

【棒グラフと折れ線グラフの切り替え】

サヤチャートの表示スタイルを棒グラフと折れ線グラフを切り替えます。
「常に棒グラフ」や「常に折れ線グラフ」や表示期間によってスタイルを変更するように設定できます。

【ボリンジャーバンド】

これをチェックするとサヤチャートに指定の日数で計算したボリンジャーバンドが表示されます。
描画ラインは移動平均線、±1σ、±2σ、±3σが描画されます。

【必要建て金額】

表示されている2銘柄の現在の株価で計算した、両建てるのに必要な概算金額を表示します。

監視ペア一覧を新規作成

現在の監視ペア一覧をクリア(消去)したいときにこれを実行します。

監視ペア一覧を開く

監視ペア一覧にペアのリストを読み込みたい場合にこれを実行します。
メニューから「ファイル」→「監視ペア一覧を開く」を選択してクリックします。
ファイルダイアログが開くので開きたい銘柄ペアファイルを選択します。銘柄ペアファイルはテキストファイルで、次のフォーマットのファイルです。

【銘柄ペアファイルのフォーマット】

<銘柄コードA001> <銘柄A001の株数> <銘柄コードB001> <銘柄B001の株数>
<銘柄コードA002> <銘柄A002の株数> <銘柄コードB002> <銘柄B002の株数>
<銘柄コードA003> <銘柄A003の株数> <銘柄コードB003> <銘柄B003の株数>
     ・・・
     ・・・

銘柄ペアファイルを開くと、監視ペア一覧にそのペアがリスト表示されます。

監視ペア一覧を保存する

現在、監視ペア一覧に表示されているペア一覧を保存したい場合にこれを実行します。
メニューから「ファイル」→「監視ペア一覧を名前を付けて保存」または「上書き保存」を 選択してクリックします。
「名前を付けて保存」の場合はファイルダイアログが開くので保存したいファイル名を指定して保存します。

印刷および印刷プレビュー

チャート画面の印刷および印刷プレビューを行います。
メニューから「ファイル」→「印刷」または「印刷プレビュー」を選択してクリックします。
メニューがグレーアウトしてクリックできない場合は、一旦チャート画面の領域をマウスで クリックしてアクティブにしてからメニューを再表示させると選択できます。

鞘取り適格ペアの生成

相関係数や回帰係数を調べて、サヤ取りに適格な銘柄ペアを検索・生成したい場合にこれを実行します。
メニューから「操作」→「鞘取り適格ペアの生成」を選択してクリックします。

銘柄ペアのスクリーニング

投資金額やボリンジャーバンドなどの売買条件に合致したペアを検索したい場合にこれを実行します。
通常はサヤ取りに適格と判断されたペアの一覧から、さらに絞り込むために行います。
メニューから「操作」→「銘柄ペアのスクリーニング」を選択してクリックします。

データベースの操作

データベースへの過去の任意の期間の株価データのダウンロード、データの削除などの データベースの編集を行いたい場合にこれを実行します。ダウンロード機能に関しては 次の項目の「株価のダウンロード」と機能的に同じなので好きな方を利用してください。
メニューから「操作」→「データベースの操作」を選択してクリックします。

株価のダウンロード

日々更新される株価をデータベースに取り込む機能です。
メニューから「操作」→「株価のダウンロード」を選択してクリックします。

【直近1日分をダウンロード】

直近1日分(最後に市場が開いていた日)の株価データをデータベースにダウンロードします。 毎日サヤ取り王を使う場合は、これで毎日(開場日)株価をダウンロードするのが良いでしょう。 市場が開いている日の当日の株価は、15時30分以降からダウンロード可能となります。
ダウンロードに要する時間は光回線でおよそ1分です。

【直近50日分までをダウンロード】

直近50日分の株価データをデータベースにダウンロードします。サヤ取り王を時々しか 使わない場合は、前回株価ダウンロードしたときから今回起動した時点までの株価データが 抜け落ちているので、その場合はこれで株価データを最大50日分まで補充することができます。 ダウンロードに要する時間は光回線でおよそ10分です。
50日分を超える株価を補充したい場合は、「データベースの操作」から行ってください。

設定

各種設定を行います。
メニューから「ファイル」→「設定」を選択してクリックします。

【ザラ場のデータ取得】

これをチェックするとザラ場対応モードになります。ザラ場対応モードではザラ場の時間帯に ソフトを使用すると、チャートにザラ場のデータが表示されたり、保有ペア一覧の評価損益 がザラ場のデータで表示されます。

【データベースファイル】

銘柄データおよび株価データを格納するデータベースファイルへのパスを変更する場合は これを修正します。普通に使う限りは特にこの項目を変更する必要はありません。

【起動時に株価DBのデータ抜けチェックをする】

サヤ取り王起動時に株価DBをチェックして直近の株価データが存在するかを調べて 無ければダウンロードを促すダイアログをポップアップする機能をオンにするかオフに するかを設定します。

【チャート】

チャート上に表示される各線の太さを調節できます。